建設業の許可票ってどんなもの?

1. 建設業の許可票とは?
建設業の許可票とは、建設業法に基づき、建設業許可を受けた業者が事務所や工事現場に掲示することを義務付けられている標識のことです。
これは、事業者が適切な許可を受けていることを示し、発注者や関係者が業者の信頼性を確認するための重要な役割を果たします。
建設業許可を取得した企業や個人事業主は、許可票の設置が法律で義務付けられており、事務所だけでなく、工事現場にも掲示しなければなりません。
適切な表示がなされていない場合、指導や処分の対象となる可能性があります。
2. 建設業の許可票の目的
建設業許可票の設置には、以下のような目的があります。
① 建設業者の信頼性の証明
許可を受けていることを公に示すことで、発注者や取引先に対して法的に認可された業者であることを証明できます。
無許可業者との差別化にもつながります。
② 違法業者の排除
不正な業者や許可を受けていない業者が工事を請け負うことを防ぐため、建設業の適正化と透明性を確保する目的があります。
これにより、発注者の安心感を高めることができます。
③ 工事現場での責任の明確化
工事現場に掲示することで、どの業者が施工を行っているかを明確にすることができます。
これは、発注者だけでなく、関係官庁や近隣住民にも施工業者の情報を伝える役割を持ちます。
3. 許可票の掲示義務
建設業の許可票は、「建設業法」第40条および「建設業法施行規則」第18条によって掲示が義務付けられています。
① 掲示が必要な場所
●本社・支店などの事務所
・すべての営業所に掲示する必要があります。
・来訪者が見やすい場所(受付やエントランス)に設置するのが一般的です。
●工事現場
・施工している現場にも掲示する義務があります。
・多くの場合、仮設事務所の外壁や工事現場のフェンスなど、関係者や通行人から見やすい場所に掲示されます。
② 掲示しない場合の罰則
許可票の掲示義務を怠った場合、指導や行政処分の対象となる可能性があります。
特に、公共工事や大規模な民間工事では厳格にチェックされることが多いため、適切に掲示しておく必要があります。
4. 許可票の内容とフォーマット
許可票には、以下のような情報を記載する必要があります。
① 許可票の記載事項
・商号または名称(会社名・事業者名)
・代表者の氏名(法人なら代表取締役、個人事業主なら事業主の氏名)
・一般建設業または特定建設業の区分
・許可番号および許可年月日
・許可を受けた建設業の種類
・建設業許可を受けた都道府県知事または国土交通大臣の別
・主任技術者または監理技術者の氏名
・登録年月日および登録番号
・発注者の氏名
・工事名称
・工事場所
・工事期間
② 許可票のフォーマット
許可票のフォーマットは、法律で厳密に規定されているわけではありませんが、一般的には以下のような仕様で作成されます。
・サイズ:A3(297mm × 420mm)またはA4(210mm × 297mm)
・素材:金属プレート、アクリル、プラスチック、木製など
・文字色:黒字が基本(背景色は白または金属製が多い)
・枠組み:明確な区分を設け、各項目を見やすく配置
特に、事務所に設置する許可票は、耐久性が求められるため、金属プレート(ステンレスやアルミ)が多く使われます。
一方、工事現場の許可票は仮設での使用が多いため、プラスチック製やアクリル製がよく使用されます。
5. 許可票の設置方法とポイント
許可票を設置する際には、以下のポイントに注意する必要があります。
① 視認性を確保する
許可票は、誰でも見やすい位置に掲示する必要があります。
・事務所の場合:受付やエントランスの壁面
・工事現場の場合:仮設事務所の壁面やフェンスなど、通行人が見える場所
② 汚れや破損を防ぐ
特に屋外に掲示する工事現場の許可票は、風雨や埃によって汚れたり劣化しやすいため、防水・防汚加工が施されたものを使用するとよいでしょう。
③ 最新情報に更新する
許可の更新が行われた場合、古い許可票をそのまま使用せず、新しい情報を反映させたものに交換する必要があります。
特に、許可番号や許可年月日の変更があった際には、速やかに対応しましょう。
6. 許可票の作成方法
許可票は、自社で作成することも可能ですが、一般的には専門の業者に依頼することが多いです。作成の際には、以下の方法があります。
① DIYで作成
・ワードやエクセルを使ってフォーマットを作成し、プリントアウトしてラミネート加工する。
・コストを抑えられるが、耐久性に不安がある。
② 専門業者に依頼
・ステンレスやアルミプレートで制作可能。
・価格は5,000円〜20,000円程度。
・法律に準拠したフォーマットで作成されるため、安心して使用できる。
7. まとめ
建設業の許可票は、許可を受けた建設業者が必ず掲示すべき標識であり、事務所や工事現場での信頼性を確保するための重要な役割を果たします。
~許可票の重要ポイント~
・事務所および工事現場に掲示する義務がある
・許可番号や代表者名、建設業の種類などの情報を正確に記載する
・適切なサイズ・素材で作成し、視認性を確保する
・定期的に最新の情報に更新する
適切に許可票を管理することで、信頼性の向上やトラブルの回避にもつながるため、必ず正しく掲示することが求められます。
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