宅地建物取引業者票について

1. 宅地建物取引業者票とは?
宅地建物取引業者票(業者票)とは、不動産業を営む企業や個人が、事務所などの見やすい場所に掲示することが義務付けられている標識です。
これは、宅地建物取引業法(宅建業法)に基づき、不動産業者が適法に営業していることを示すものであり、消費者の安心感を高める役割を果たします。
業者票の掲示は、無許可営業の防止や消費者保護の観点からも重要であり、適切に掲示しない場合行政から指導や処分の対象となる可能性があります。
2. 宅地建物取引業者票の目的
業者票の設置には、以下のような目的があります。
① 不動産業者の信頼性を証明
消費者が不動産業者を訪れた際、その業者が適法に許可を受けて営業していることを一目で確認できるようになります。
特に不動産取引は大きな金額が動くため、業者の信頼性が重要視されます。
② 違法業者(無免許営業)の排除
宅建業法では、不動産業を営むには国土交通大臣または都道府県知事の許可が必要です。
業者票が掲示されていない場合、許可を受けていない違法業者の可能性があるため、消費者は注意が必要です。
③ 消費者保護
不動産取引においてトラブルを防ぐため、消費者が業者の許可情報を確認できる仕組みとして業者票が義務付けられています。
万が一トラブルが発生した場合でも、業者票を見ればどの許可を持つ業者なのかがすぐに分かります。
3. 宅地建物取引業者票の掲示義務
業者票の掲示は、宅地建物取引業法第50条および宅地建物取引業法施行規則第22条により義務付けられています。
① 掲示が必要な場所
・事務所(本店・支店)
宅地建物取引業を営む事務所には、必ず業者票を掲示する必要があります。
来客が確認しやすいように、受付・エントランス・応接室などに設置するのが一般的です。
・分室や案内所
事務所以外の案内所などで営業を行う場合も掲示が必要になります。
② 掲示しない場合の罰則
業者票を適切に掲示しない場合、行政指導や業務停止処分の対象となることがあります。
宅建業法を遵守し、必ず目立つ場所に掲示することが求められます。
4. 業者票の記載内容とフォーマット
業者票には、宅地建物取引業者としての基本情報を記載する必要があります。
① 記載事項
・免許番号(例:「国土交通大臣(3)第12345号」)
・免許年月日
・商号または名称(会社名・事業者名)
・代表者の氏名(法人なら代表取締役、個人なら事業主の氏名)
・事務所の所在地(本店・支店などの住所)
・免許を受けた知事または大臣の名称(「東京都知事」または「国土交通大臣」など)
・専任の宅地建物取引士の氏名
・主たる取引の種類(売買、賃貸、仲介など)
② 免許番号の表記方法
免許番号には、免許の更新回数が記載されます。
たとえば、「(3)第12345号」と記載されている場合、免許の更新を2回行っている(通算3回目の免許取得)ことを示します。
更新回数が「(1)」の場合は、新規取得の業者であることが分かります。
③ 業者票のフォーマット
宅建業法では、業者票のデザインに厳密な規定はないため、各業者ごとにデザインをカスタマイズすることができます。
ただし、以下のような一般的な仕様が推奨されています。
・サイズ:A3(297mm × 420mm)またはA4(210mm × 297mm)
・素材:ステンレスプレート、アクリルプレート、木製など
・文字色:基本的に黒字(背景は白や金属プレートが一般的)
・レイアウト:横長で枠組みを明確にし、各情報を整理して配置
事務所で使用する場合、高級感のある金属プレートが選ばれることが多いですが、コストを抑えるためにアクリルやプラスチック製のものを使用するケースもあります。
5. 業者票の設置方法と注意点
① 視認性を確保
業者票は、来客や取引先がすぐに確認できる場所に掲示する必要があります。
・受付カウンターの壁面
・応接室や会議室の入り口付近
・事務所のエントランス
隠れた場所や裏側に設置するのはNGで、見えやすい位置を選びましょう。
② 定期的な情報更新
免許の更新があった場合は、新しい業者票を掲示し直す必要があります。
特に免許番号の「( )」内の更新回数が変わるため、古いものをそのまま掲示しないよう注意が必要です。
③ 耐久性を考慮
長期間掲示するため、耐久性のある素材(ステンレスやアルミ)を選ぶと安心です。
また、文字が消えたり剥がれたりしないよう、適切なメンテナンスを行いましょう。
6. 業者票の作成方法
① 自作する
ワードやエクセルを使って作成し、ラミネート加工して掲示する方法。
コストは抑えられるが、耐久性に不安がある。
② 専門業者に依頼
看板制作業者や印刷業者に依頼すると、耐久性の高いプレート型の業者票が作成できる。
価格は5,000円~15,000円程度。
7. まとめ
宅地建物取引業者票は、不動産業者が適法に営業していることを示す重要な標識であり、事務所に掲示が義務付けられています。
~重要ポイント~
・免許番号・商号・代表者名・取引士名などを正確に記載
・事務所の目立つ場所に掲示する(受付・エントランスなど)
・免許更新時には新しい業者票を掲示し直す
・見やすく、耐久性のある素材を選ぶ
不動産業者にとって、業者票は信頼性を示す証明書でもあるため、適切に管理・更新することが大切です。
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