カッティングシートを貼る時の失敗しないための基本手順とコツ

カッティングシートは、家具や壁、ガラスなどに貼ることで、簡単にデザイン変更や補修ができる便利な素材です。
自分で手軽にイメージチェンジができるため、DIY初心者にも人気があります。
ただし、適当に貼ると空気が入ったり、しわになったりして見た目が悪くなってしまいます。
この記事では、カッティングシートをきれいに貼るための基本手順と、失敗しないためのポイントを紹介します。
1. カッティングシートとは?
カッティングシートとは、裏面に粘着剤がついていて、剥離紙をはがして貼るだけで使えるシート状の素材です。
主に塩化ビニール製で、柔軟性があり、曲面にもある程度対応できます。
表面がマットや光沢、木目調、金属風など様々な仕上げになっていて、装飾や補修の幅が広いのが特徴です。
2. 用意するもの
・カッティングシート
・スキージー(なければクレジットカード+布でも代用可)
・カッター(小型で刃先が鋭いもの)
・定規(スチール製が理想)
・マスキングテープ
・スプレーボトル(貼る場所によって使用)
・中性洗剤(水貼りの場合に使用)
・布またはアルコール(下地の掃除用)
3. 下準備:貼る場所の掃除と確認
カッティングシートをきれいに貼るためには、下地の状態が非常に重要です。
ホコリや油分、水分があると、シートが浮いたり剥がれやすくなります。
・布やアルコールを使って貼る面をしっかり掃除する
・凹凸や段差がある場合はできるだけ平らにする
・ガラスやツルツルの面は水貼りが可能、それ以外は乾貼りが基本
4. 貼る方法(乾貼り編)
乾貼りは、家具や壁紙の上など、吸水性のある面におすすめです。
~手順~
① サイズを測る
貼る場所のサイズを正確に測り、それに合わせてカッティングシートを少し大きめにカットします(余裕を持たせると後で調整しやすい)。
② 位置決め
マスキングテープなどで仮止めし、位置を決めます。
ズレ防止のため、片側だけ固定すると作業しやすいです。
③ 剥離紙を少しずつ剥がす
一気に全部剥がすと貼りづらいので、5〜10cmほど剥がし、固定側から順に貼っていきます。
④ スキージーで空気を抜きながら貼る
中央から外側に向かって、スキージーで空気を押し出しながら少しずつ貼っていきます。
力を入れすぎると傷がつくので注意。
⑤ 余分な部分をカット
角や端の部分は、定規を当てながらカッターで丁寧にカットします。
刃は新品のものを使うと仕上がりがきれいです。
5. 貼る方法(水貼り編)
水貼りは、ガラスや金属などツルツルの面に貼るときにおすすめです。
気泡が入りにくく、位置調整がしやすいのがメリットです。
~手順~
① 中性洗剤入りの水を用意
スプレーボトルに水と中性洗剤を数滴入れてよく混ぜます。
② 貼る面とシートの粘着面にスプレーする
シートの粘着面と、貼る面の両方にたっぷりとスプレーします。
③ 位置を合わせてシートを置く
水分がクッションになるので、貼り直しがしやすくなります。
④ スキージーで水と空気を抜く
中央から外へ向かって、強めにスキージーを動かして水を押し出します。
タオルで水分を拭きながら作業するときれいに仕上がります。
⑤ 乾燥させる
最低でも半日〜1日放置して、完全に乾燥させます。
この間は触らないように注意。
6. よくある失敗と対策
失敗①:空気が入ってしまった
→小さい気泡なら、針で穴をあけて空気を押し出せばOK。大きいものは一度剥がして貼り直す方がいい。
失敗②:しわができた
→ スキージーを使いながらゆっくり貼ることが大事。特に端はしわが入りやすいので丁寧に。
失敗③:位置がズレた
→ 水貼りなら修正が簡単。乾貼りのときは、マスキングテープでしっかり仮止めしておく。
7. 仕上がりをきれいに見せるポイント
・貼る前に十分に準備する:掃除、カット、仮止めが成功の鍵
・明るい場所で作業する:気泡やしわが見えやすくなる
・刃は常に新品を使う:切り口がきれいになる
・端の処理は丁寧に:角や端が浮いてくると見た目が悪くなる
まとめ
カッティングシートは、コツさえつかめば誰でもきれいに貼ることができます。
最初は失敗しても、練習すればどんどん上達します。
家具のリメイクや壁の装飾、ガラス面の目隠しなど、応用も幅広いので、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
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