看板のピクトグラムとは~役割や種類、活用方法について
ピクトグラムとは?

ピクトグラムとは、文字を使わずに情報や意味を伝えるための図記号です。
人物や物、動作などをシンプルなイラストで表現し、一目見ただけで内容が理解できるようデザインされています。
代表的な例としては、
・トイレ
・非常口
・禁煙
・エレベーター
・車いすマーク
・駐車場
・エスカレーター
などがあります。
日本では公共施設だけでなく、店舗や企業、病院、学校、工場など幅広い場所で活用されています。
なぜ看板にピクトグラムが必要なのか
1. 言葉が違っても伝わる
最も大きなメリットは、言語に依存しないことです。
例えば外国人観光客が日本語を読めなくても、「トイレ、非常口、禁煙」などは図だけで理解できます。
インバウンド需要が増える現在では、店舗や施設でも非常に重要な役割を果たしています。
2. 一瞬で情報が伝わる
文字は読む必要がありますが、ピクトグラムは見た瞬間に意味を理解できます。
例えば、「非常口はこちら」という文字よりも、緑色の非常口マークのほうが瞬時に認識できます。
緊急時ほど、この違いは大きくなります。
3. 子どもや高齢者にも分かりやすい
文字が読めない小さな子どもや、日本語が苦手な方、高齢者でも理解しやすいという特徴があります。
ユニバーサルデザインの考え方とも非常に相性が良い表示方法です。
よく使われるピクトグラムの種類
施設内を案内するために使用されます。
・トイレ
・駐車場
・エレベーター
・エスカレーター
・階段
・出入口
・受付
商業施設では最も多く見られる種類です。
注意・禁止表示

利用者へ注意喚起を行います。
例として、
・禁煙
・火気厳禁
・飲食禁止
・撮影禁止
・ペット禁止
・立入禁止
などがあります。
赤色を基調としたデザインが多く採用されています。
安全表示

工場や建設現場では欠かせません。
代表例は、
・ヘルメット着用
・安全靴着用
・保護メガネ着用
・感電注意
・高温注意
・足元注意
などです。
事故防止のためにも重要な役割を担っています。
バリアフリー表示

誰でも利用しやすい施設づくりには欠かせません。
例えば、
・車いす対応
・多目的トイレ
・オストメイト
・ベビールーム
・AED
・授乳室
などがあります。
ピクトグラムを使うメリット
デザインがすっきりする
文字ばかりの看板は情報量が多く、読みにくくなりがちです。
ピクトグラムを組み合わせることで、
・見やすい
・おしゃれ
・分かりやすい
という看板になります。
視認性が高い
遠くからでも認識しやすいのが特徴です。
特に「駐車場、トイレ、非常口」などは遠距離からでも分かる必要があります。
シンプルなデザインほど視認性は高くなります。
ブランドイメージ向上
店舗によってはオリジナルのピクトグラムを制作するケースもあります。
例えば、
・カフェらしい柔らかなデザイン
・北欧風
・和風
・モダンデザイン
など、店舗イメージに合わせて制作すると統一感が生まれます。
看板制作で気を付けたいポイント
サイズ
小さすぎると視認性が悪くなります。
設置場所との距離を考えながら適切なサイズを選びましょう。
色
用途によって一般的な色があります。
・緑:避難・安全
・赤:禁止
・青:案内・義務
・黄:注意
色だけで意味が伝わる場合もあります。
コントラスト
背景と同化すると見えません。
例えば、
・白背景に黒
・青背景に白
・緑背景に白
など、コントラストを高くすることが重要です。
↓色の組み合わせやイメージなどについては下記をご参照ください↓
国際規格との統一

オリジナルデザインも魅力ですが、
・非常口
・AED
・車いす
・禁煙
など、安全に関わる表示は一般的に認知されているデザインに近いものを使用した方が誤解が少なく安心です。
屋外看板では耐久性も重要
屋外で使用するピクトグラムは、「紫外線、雨、風、汚れ」にさらされます。
そのため、
・UVラミネート
・耐候性インク
・アルミ複合板
・高耐久シート
などを使用すると、長期間きれいな状態を保ちやすくなります。
↓ラミネートについては下記をご参照ください↓
ピクトグラムと文字を組み合わせるのがおすすめ
ピクトグラムだけでも意味は伝わりますが、文字を併記するとさらに親切です。
例えば、
・🚻 + 「トイレ」
・🚭 + 「禁煙」
・♿ + 「多目的トイレ」
のように組み合わせれば、日本人にも外国人にも分かりやすい案内になります。
また、日本語だけでなく英語表記を加えることで、より多くの利用者に対応できます。
まとめ
ピクトグラムは、言葉に頼らず情報を伝えられる非常に優れた案内表示です。
近年ではインバウンド対応やバリアフリーの観点から、その重要性はますます高まっています。
看板にピクトグラムを取り入れることで、視認性や分かりやすさが向上し、利用者にとって使いやすい施設づくりにつながります。
また、デザイン性や店舗イメージの向上にも役立つため、店舗看板や施設案内、工場の安全表示など、さまざまな場面で活用されています。
看板を制作する際は、設置場所や用途に合わせて適切なサイズや色、耐久性を考慮し、誰にでも伝わるピクトグラムを選ぶことが大切です。
分かりやすい案内表示は、利用者の満足度向上だけでなく、安全性や利便性の向上にも大きく貢献します。
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