立地における設置看板の違いについて
街中には多数の看板があり様々な種類のものがあります。
看板はお店やその場所になにがあるのかを端的に伝えるもので、パッと見て一瞬で分かるようなそんな分かりやすく見やすいものが好まれるのではないでしょうか。
ではお店の看板はどのような場所に設置するのが効果的なのか、またどのような場所にどのような看板が合うのでしょうか。
今回は、看板の設置場所や種類について詳しくご説明いたします。
自分のお店の立地条件を考えよう
はじめに看板を設置するに当たって、まず自分のお店の立地条件がどのようなものなのか理解しておく必要があります。
まずはどの場所にどのようにして看板を設置すれば、どんなお店なのかや知って欲しい情報を効果的に伝えられるのか、またより多くのお客さんに来てもらえれのかを考えることが重要です。
特に、路地裏や大通りに面していないなど立地条件が厳しくなかなかお店に足を運びにくい場所にある場合には、どのようにして歩行者や通行人にその看板一つでお店の存在とどのようなお店なのか、またその魅力を効果的にアピールし、お店に誘導してくれるのが一番の課題点かと思います。
たとえば街中を歩いている時や車に同乗している時にお店の看板を観察してみてください。
そうすると、角度によって気付きにくいものや見えずらいものだったり、他店の看板と色が被っていて目立っていないもの、あるいは歩行の邪魔になっていたりと、いろいろと問題のある看板が多いことに気付きます。
看板は見えやすく分かりやすいもの、そして迷惑・邪魔にならない場所に設置してあることが大事です。
また、最初のうちは見えやすい場所だと思って設置しいてても、月日が経つと様々な条件が変化しそこが適した場所ではなくなることもあります。
設置場所は将来のことも考えた上で考えることが必要です。
それではそれぞれの場合をみていきましょう。
奥まった場所や路地裏などにある場合
お店が大通りや本道沿いではなく奥まった場所や路地裏などにある場合は、お店の存在や場所を知ってもらうことが他よりも難しいため、本道の歩行者などにお店の名前・場所・簡単な地図でアピールする自立看板を設置すると効果的です。
また遠くからでも見やすい屋上看板も大きいものなら目立つのでいいかもしれません。
自立看板
屋上看板
テント型看板や壁面看板は色味や大きさなど工夫を凝らせば目立たせることもできるので、自立看板や屋上看板を立てる場所がない場合などには利用するものいいでしょう。
テント型看板
壁面看板
またショップサインも中から明かりを当てることができるので、夜など暗くても遠くからでも目立つので、周りに明かりが少ない場所などではオススメです。
ショップサイン
夜間に目立つものでいえば電光掲示板もオススメです。
こちらは好きな文字を流せるので、詳しいお店の場所(ここから西に○○m)やどういったお店なのかなどお店の情報を流しておけば、目にも留まりやすく興味をもってもらう可能性があがるかと思います。
電光掲示板
また大都市以外の地方都市などであれば、国道沿いや大通りなどに大型のショッピングモールなどがありその周辺に小さめのお店がいくつか存在する場合があります。
ショッピングモールは立地がよく分かりやすい場所にあることが多いため、目立っていたり目印としてもかなりわかりやすいものになるので、周辺の小さめのお店の場合はそういったショッピングモールや周りの目印になるようなお店や施設などをうまく利用し、「○○から直進で○○m」というふうにすると、わかりやすくかつ効果的にお店の存在と場所をアピールできるのではないでしょうか。
さらに国道沿いや大通りの看板の場合は、車で走りながらでも目に留まりやすいように、看板のサイズや色使い、また目線の位置などの高所への設置など工夫しましょう。
小さな商店街などの場合
小さな商店街などのような場合は、路面店を見るために買い物客の視線は目線の位置もしくはやや下寄りで左右色々な方向にいったりきたりします。
このような場合、上を見上げて歩いていることは少ないので、高い場所や位置に看板を設置すると買い物客の視界に看板が入る確率が低く目に留まる割合が減るため、地面に直接設置するタイプのスタンド看板やA看板を選ぶのがいいでしょう。
このスタンド看板やA看板であればちょうど目線の位置ぐらいに高さがあるので、歩いていても目に留まりやすいかと思います。
スタンド看板
A看板
看板の設置場所で集客効果に差がある!
看板を効果的に活用するためには、その設置場所が最も重要となります。
たとえデザインの良いものや、大きくて目立つものを設置したとしても、設置場所が悪くては効果が薄れてしまいます。
では、設置場所を選ぶ際にはどのような点に注意すべきなのでしょうか。
幹線車道(幹線道路)沿いに看板を設置する場合
幹線車道(幹線道路)沿いにある店舗には車で来る方が多いかと思います。
またそういった店舗には必ずといっていいほど駐車場が備わっています。
駐車場のある店舗の場合、店舗の存在や場所などを知ってもらうことはもちろんですが、駐車場の場所を適切に伝えることも重要です。
道幅の広い直線的な道路の場合は、遠くからでもドライバーが認識できるようにするため、高くて見やすい位置に大きな看板を設置するといいでしょう。
また交差点など道路がいくつか交差しているような場所の場合は、どちらの側からも見やすいように看板を回転させるといいかと思います。
生活道路(一般車線)沿いに看板を設置する場合
一車線の道路などは大通りに比べ道幅が狭いため、ドライバーと看板との距離が近く、また周りの車や歩行者の動きに注意を払うため目線は高い位置ではなく低めの位置になります。
ですのであまり高い位置ではなく、ドライバーから見やすい向きで自然と視界に看板が入ってくるように低めの位置に設置するといいでしょう。
道路と平行に設置されている看板は、ほぼ真横まで来たうえでそちらの方を向かないと視界に入らないため、注意して見ていないと気付ずに通り過ぎてしまうことがあります。
そうならないためにも車道沿いに看板の設置をする場合は、一度設置前に周辺の道路を実際に運転して確認してみるのもいいかもしれません。
歩行者に向けた看板を設置する場合
歩行者が多くいる場所は、商店街など多くの店舗が密集しいる場所が多く、それぞれの店舗が看板を出しているため、その中で他よりも目立つ看板を設置するための工夫が必要となります。
通常よくあるのが、スタンド看板やA看板ですが、それ以外でより目立つものをいくつかご紹介します。
①歩行者の頭上に進行方向と垂直の向きに設置の場合
袖看板といわれるビルの壁面から出っ張る形で設置されている看板がこれになります。
明かりが付くものなど目立つものもありますが、基本的に袖看板は店舗名のみが表示されていることが多いので、これを電光掲示板などに変更すると、さらに周りの他の看板よりも明るく目立たせることや、文字を流せるので表示内容を切り替えれば多くの最新情報を表示することができます。
袖看板
②店舗の入り口の上部分への設置の場合
コンビニの入り口上部にあるような看板といえばわかりやすいでしょうか。
ショップサインにも似たようなものになりますが、この場合は歩道と平行に設置されているので遠くからは少し見づらいですが、店舗の目の前を通りがかった利用者向けの看板となります。
店名や入り口の場所をわかりやすく示し、店舗の雰囲気を印象づけるようなものになるので、デザインなどにもこだわってみてもいいかもしれません。
③歩道近くでのデジタル掲示板設置の場合
デジタルなのでその時期にごとに季節限定商品や新製品、各種キャンペーンなどの告知に利用しやすく、歩行者の目線に最も入りやすい場所に設置されており、それを設置しているだけでも目をひきやすいので高い宣伝効果がえられるのではないでしょうか。
看板の設置は、通行する人々にお店の存在を認識してもらうことが目的です。
そのため、周囲の通行量や歩行者の視線などを考えできるだけ多くの人に対して効果的に認識してもらうようことが重要です。
ですのでその場所や環境にあった看板を選ばれることをオススメします。
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