看板デザインに使える写真の撮り方のコツについて

看板デザインに使える写真の撮り方のコツについて
飲食店のメニュー看板なら料理の写真、美容室ならヘアスタイルの写真、商品を販売する店舗なら商品の写真など、写真を使った看板は一目で内容を伝えやすいという大きなメリットがあります。

最近ではスマートフォンのカメラ性能も高くなっているため、「自分で撮影した写真を看板に使いたい」という方も多いのではないでしょうか。
ただし、スマートフォンの画面ではきれいに見えていても、看板のように大きく印刷すると、
「思っていたより画像が粗い」「商品が暗く見える」「文字を入れる場所がない」
といった問題が発生することがあります。
そこで今回は、看板デザインに使用することを前提とした写真撮影のコツをご紹介します。

できるだけ高画質で撮影する

看板用の写真で最初に気を付けたいのが「画像サイズ」です。
スマートフォンの画面では小さな写真として表示するため、それほど画質の悪さが気にならないことがあります。
しかし、同じ写真を横幅1m、2mと大きくすると、画像の粗さが目立つ場合があります。
そのため、撮影するときはできるだけカメラ本来の高い解像度で撮影することが大切です。
スマートフォンの設定で画像サイズや解像度を下げている場合は、撮影前に確認してみましょう。
また、LINEやSNSなどを経由して写真を送ると、設定や送信方法によって画像が圧縮される場合があります。
看板製作会社へ写真を渡す場合は、できるだけ撮影した元の画像データをそのまま渡すのがおすすめです。

デジタルズームはなるべく使わない

被写体が少し遠いと、スマートフォンの画面を拡大して撮影したくなります。
しかし、デジタルズームでは画像の一部分を拡大して記録するため、使用する端末や倍率によっては画質が低下します。
看板では写真を大きく使用することが多いため、この画質低下が目立ちやすくなります。
可能であればズームするのではなく、撮影する人が被写体へ近づいて撮影する方が安心です。
料理や商品など動かせるものであれば、撮影しやすい場所へ移動させる方法もあります。

明るい場所で撮影する

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写真の印象を大きく左右するのが「光」です。
暗い室内で無理に撮影すると、写真にザラつきが出たり、商品の色が実物と違って見えたりする場合があります。
おすすめなのは、窓から自然光が入る明るい場所です。
ただし、強い直射日光が当たる場所では影がくっきり出すぎたり、一部分だけ白く飛んでしまったりすることがあります。
窓際などの明るく柔らかい光が入る場所で撮影すると、比較的自然な仕上がりになります。

ピントは必ずメインの商品に合わせる

意外と多い失敗が「微妙にピントが合っていない写真」です。
スマートフォンでは自動的にピントを合わせてくれますが、必ず撮りたい商品に合っているとは限りません。
例えば料理を撮影しているのに、後ろにあるコップやテーブルにピントが合ってしまうことがあります。
撮影前に画面上のメインとなる商品をタップして、ピントが合っていることを確認しましょう。
そして撮影後には写真を拡大して、「本当にピントが合っているか」を確認してください。
ピントが外れている写真は、後から画像編集ソフトを使っても完全に修正することは難しいため、撮影時の確認が重要です。

背景はできるだけシンプルにする

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看板用写真では「何を見せたいのか」が一瞬で分かることが大切です。
商品の後ろに段ボールや書類、コード、生活用品などが大量に写っていると、商品より背景に目がいってしまいます。
商品撮影なら白い壁や無地のテーブルなど、できるだけシンプルな場所を選びましょう。
背景をきれいにしておけば、看板デザインに使用するときも商品を目立たせやすくなります。
また、背景を削除して商品だけを切り抜いて使用する場合にも、商品と背景の色に差がある写真の方が加工しやすくなります。
例えば白い商品を撮影するなら、真っ白な背景ではなく少し色の違う背景にすると輪郭を判別しやすくなります。

商品を画面いっぱいに撮りすぎない

これは看板デザイン用の写真では非常に重要なポイントです。
「商品を大きく見せたい」と考えて、画面ギリギリまで商品を入れて撮影する方もいます。
しかし、看板をデザインするときには、写真の横に商品名を入れる、上にキャッチコピーを入れる、写真を横長にトリミングするなどの加工をすることがあります。
被写体が画面いっぱいだと、文字を配置するスペースがなくなったり、サイズ変更したときに商品が切れてしまったりします。
そのため、被写体の周囲には少し余白を残して撮影するのがおすすめです。

縦・横の両方を撮影しておく

看板の形はさまざまです。
A型看板なら縦長、店舗の壁面看板なら横長、窓ガラスへの広告なら特殊な比率になる場合もあります。
写真が縦位置の1枚しかないと、横長看板に使用したときに左右が足りなくなる可能性があります。
そのため、同じ商品でも、縦位置・横位置の両方を撮影しておくとデザインの自由度が高くなります。
さらに「商品を中央」「少し右寄り」「少し左寄り」と何パターンか撮影しておくと、文字を入れるスペースを作りやすくなります。

同じ写真を何枚も撮影しておく

プロのカメラマンでも、1回シャッターを押して撮影終了ということはほとんどありません。
スマートフォンなら何枚撮影してもフィルム代はかからないので、同じ商品でも少しずつ角度や位置を変えて撮影しておきましょう。

例えば料理なら、

・真上から
・斜め45度程度から
・少し低い位置から
・お皿全体
・料理に少し寄った状態

など複数のパターンを撮影します。
撮影時には「この1枚が一番良い」と思っていても、実際に看板へ配置すると別の写真の方が使いやすいことがあります。
写真の選択肢が多いほど、看板デザインの自由度も高くなります。

看板をどこから見るのか考えて撮影する

看板用写真は「きれいな写真」であるだけでは十分ではありません。
大切なのは、看板を見た人に一瞬で内容が伝わることです。
例えば道路沿いの飲食店なら、車から数秒程度しか見てもらえないことがあります。
その場合は、料理が小さく何品も並んでいる写真より、看板いっぱいにメイン料理が大きく写っている写真の方が伝わりやすい場合があります。
反対に店頭のメニュー看板なら、複数の商品を掲載して比較できる写真が適していることもあります。
「何を撮るか」だけでなく、「どんな看板に使う写真なのか」を考えて撮影することが重要です。

加工しすぎにも注意

スマートフォンでは簡単に写真の明るさや色合いを変更できます。
適度な補正なら問題ありませんが、彩度を極端に上げたり、強いフィルターを使用したりすると、実物の商品と大きく印象が変わってしまうことがあります。
特に料理、商品、衣類などは色が重要です。
看板製作時に明るさや色味を調整できる場合もあるため、加工前の元画像も残しておくことをおすすめします。

看板用なら「写真を撮る前」に相談するのもおすすめ

大型の壁面看板や店舗のメイン看板など、写真を大きく使用する予定が決まっている場合は、撮影前に看板製作会社へ相談する方法もあります。

例えば、

「横長で撮影してください」
「商品の右側に余白を作ってください」
「もう少し離れた位置から撮影してください」

といったように、完成する看板から逆算して撮影方法を決められます。
写真を撮った後に無理やりデザインへ合わせるより、看板のレイアウトを想定して撮影した方がきれいに仕上げやすくなります。

まとめ

看板デザインに使用する写真は、スマートフォンでも十分撮影できます。
ただし、普段SNSへ投稿する写真とは少し考え方が異なります。
特に重要なのは、「高画質で撮る」「明るい場所で撮る」「ピントを合わせる」「背景を整理する」「周囲に余白を作る」「縦横両方を撮る」というポイントです。
そして、撮影した写真は加工・圧縮せず、できるだけ元の画像データを看板製作会社へ渡しましょう。
看板では写真が大きく印刷されるからこそ、元となる写真の品質が完成時の印象を大きく左右します。
少し撮影方法を工夫するだけでも、商品や料理、サービスの魅力が伝わりやすくなり、看板デザインの選択肢も大きく広がります。

 

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