マグネットシートがはがれてしまう原因と対策について

マグネットシートがはがれてしまう原因と対策について

車のボディや鉄製の看板、スチール製のドアなどに簡単に取り付けられる「マグネットシート」

シールとは違って貼ったりはがしたりできるため、営業車の社名表示や店舗の案内、工事車両、期間限定の告知など、さまざまな場面で利用されています。

しかし、屋外で使用していると、

「いつの間にか端が浮いている」
「車で走っていたらはがれてしまった」
「以前より磁力が弱くなった気がする」

といったトラブルが起こることがあります。

マグネットシートがはがれる原因は、単純に「磁石が弱い」だけとは限りません。
貼り付ける場所や汚れ、水分、風、シートの厚みなども大きく関係しています。
今回は、マグネットシートがはがれてしまう主な原因と、長く安全に使用するための対策についてご紹介します。

 

1.貼り付け面に汚れやホコリが付いている

特に多いのが、マグネットシートと貼り付け面の間にホコリや砂などが入り込んでいるケースです。
マグネットシートは、磁石面と鉄板ができるだけ密着することで吸着力を発揮します。
その間に異物が入るとわずかな隙間ができ、吸着力が低下します。
車の場合は一見きれいに見えていても、砂ぼこりや花粉などが付着していることがあります。

~対策~

取り付ける前に、車体や鉄板の表面を柔らかい布などできれいに拭きましょう。
マグネットシートの裏面についても確認し、砂やホコリ、鉄粉などが付着している場合は取り除きます。
「貼る面」と「マグネットの裏面」の両方をきれいにすることがポイントです。

2.水分が残った状態で貼っている

雨の日や洗車直後にも注意が必要です。
車体とマグネットシートの間に水分が残ったまま使用すると、密着状態が悪くなるだけでなく汚れやサビなどのトラブルにつながる可能性があります。
特に長期間貼りっぱなしにすると、内部に入り込んだ水分が乾きにくくなります。

~対策~

雨に濡れた場合や洗車した場合は、一度マグネットシートを取り外しましょう。
車体とマグネットシートの両方をきれいに拭き、十分に乾燥させてから再度取り付けることをおすすめします。

3.曲面や凹凸のある場所に貼っている

マグネットシートは基本的に「平らな鉄板」に取り付けることを想定しています。
車のボディには、プレスライン、ドアの段差、大きな曲面、パーツの継ぎ目などがあります。
こうした場所に無理に貼ると、マグネットシートの一部分が浮いてしまいます。
わずかな浮きであっても、走行中にそこへ風が入り込むと、シート全体がめくられるようにはがれてしまう可能性があります。

~対策~

できるだけ凹凸や段差のない平坦な部分を選んで貼り付けます。
貼った後はシート全体を手で軽く押さえ、特に四隅がしっかり密着しているか確認しましょう。

4.走行中の風圧でめくれてしまう

車用マグネットシートで特に注意したいのが「風圧」です。
停車している状態では問題なく付いていても、走行するとマグネットシートには強い風が当たります。
特にシートの端が少しでも浮いていると、その隙間から風が入り込み、シートを持ち上げる力が発生します。
強風の日や高速走行では、その影響がさらに大きくなります。
高速走行時には取り外すことを推奨しているメーカー・販売店もあります。

~対策~

取り付け後は、

「端が浮いていないか」
「段差にかかっていないか」
「全面が密着しているか」

を確認してください。
高速道路を利用する場合や強風が予想される場合は、安全のため一時的に取り外すのも有効です。

5.マグネットシート自体の磁力が弱い

マグネットシートなら何でも車に使えるわけではありません。
例えば販促品として配布される薄いマグネットなどは、冷蔵庫やホワイトボードへの使用を想定しているものもあり、屋外や車両用途には吸着力が不足する場合があります。
一般的にマグネットシートは厚みも吸着力に関係します。
車両用として0.8mm程度のマグネットシートを採用している看板業者もあり、0.4mm程度の薄い販促用マグネットとは用途が異なります。

~対策~

車に使用する場合は、「屋外用」「車両用」など用途に適したマグネットシートを選びましょう。
価格だけで薄いシートを選ぶと、走行中の風圧に対して十分な吸着力を確保できない可能性があります。

6.そもそもマグネットが付きにくい車体の場合も

「新品の強力マグネットなのに全然付かない」という場合は、車体側に原因がある可能性があります。
最近の車では軽量化などのため、アルミや樹脂など鉄以外の素材が使われている部分があります。
当然ですが、磁石はアルミや樹脂には吸着しません。
また、鉄製であっても鉄板の厚みなどによって吸着力が変わる場合があります。

~対策~

マグネットシートを製作する前に、実際に貼りたい場所へ一般的な磁石などを付けて確認してみましょう。
「ドアには付くけれど別の部分には付かない」ということもあるため、実際に使用する位置で確認することが重要です。

7.長期間貼りっぱなしにしている

しっかり付いているからといって、何か月も貼りっぱなしにするのはおすすめできません。
マグネットと車体の間には少しずつホコリや水分が入り込む可能性があります。
また、長期間貼った状態では、塗装面の変色やマグネットシートとの固着など、いわゆる「ブロッキング」と呼ばれる現象が起こる場合もあります。

~対策~

定期的にマグネットシートを取り外して、

・車体を清掃する
・マグネット裏面を清掃する
・水分を乾燥させる
・サビや傷がないか確認する
・反りや変形がないか確認する

といったメンテナンスを行いましょう。
使用環境にもよりますが、数日に一度程度取り外すことを推奨している場合もあります。

8.保管方法が悪く、シートが反っている

意外と見落としやすいのが保管方法です。
使用していないマグネットシートを丸めて保管すると、「巻き癖」が付いてしまうことがあります。
その状態で車に貼ると端が浮きやすくなり、走行中の風が入り込む原因になります。

~対策~

使用しないときは、できるだけ平らな状態で保管してください。
折ったり、無理に丸めたりしないことも重要です。
鉄板などに貼り付けて保管する方法もあります。

マグネットシートをはがれにくくするポイント

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マグネットシートを安全に長く使用するためには、特別に難しい作業が必要なわけではありません。
大切なのは、「きれいにする・乾燥させる・平らな場所に貼る・定期的に取り外す」という基本的なメンテナンスです。
特に車両用の場合、はがれたマグネットシートが道路へ飛んでしまうと、シートを紛失するだけでなく周囲の車両などに影響を与える危険性もあります。
取り付けた直後だけでなく、使用中も四隅が浮いていないか定期的に確認しましょう。

↓マグネットの作成については下記をご参照ください↓

まとめ

マグネットシートがはがれる原因には、磁力だけでなく、ホコリ・水分・凹凸・風圧・素材・経年劣化・保管方法など、さまざまな要素があります。
特に車に使用する場合は、一般的な販促用マグネットではなく、屋外・車両用途に適したシートを選ぶことが大切です。
また、どれだけ強力なマグネットシートでも、貼り付け面が汚れていたり、端が浮いていたりすると本来の吸着力を発揮できません。
取り付け前の清掃と乾燥、平坦な場所への取り付け、そして定期的な取り外しと清掃を心掛けることで、マグネットシートのはがれや紛失を防ぎ、より長く安心して使用できるでしょう。

 

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