看板の設置費用や方法について

看板の設置費用や方法について

弊社がお客様より看板のお見積り依頼を受けた際に、一番時間がかかるのが設置費用の部分です。
出力するシートや、張り付ける板というのは大きさによって価格も違っていますので、そこの価格帯は出すのに問題はないのですが、その看板を設置する時の設置費用、というのが条件、場所、サイズ、高さ、によって大きくわってきてしまいます。
看板の価格を簡単に出せない理由はそこにあります。

参考

どういった条件で価格が変わってくるのか、みてみましょう。

 

まずは看板作成費用の内訳を考える

看板作成費用はまずどのように価格構成されているのか考えてみましょう。

1.デザイン費

まずはどのようなデザインのものでデータを作成するかで費用が変わります。
中には既にデザイナーさんに依頼したデータを持ってこられるお客様もおられますが、全く考えていなくて一から作成してほしい、という場合にはデザイン費用を頂いてデザイン作成をします。
こちらも内容によって、金額が変わってきます、2案だすのと、5案出すのとでは費用に差ができます。

デザインの発注や流れに関してはこちらをご参考ください。

 

2.シート出力+貼り付け+板費用

これは看板の種類によって価格がかわります。
単純な壁面看板であれば、塩ビシート+ラミネート+アルミ複合板のセットがオーソドックスです。
内照式の看板であれば、電飾シートの出力、窓であればカッティングシート等々で価格が変わってきます。

3.取付施工費(看板設置費用)

この項目が今回のメイン部分となります、実際に壁等に取り付ける際の設置費用になります。
施工をした人数、施工に使った物等で金額が変わります。

4.諸経費

物の運搬や、駐車場代や、その他諸々実費がかかった物に対しての金額です。
看板のやり替え等になると、撤去費用等も入ってきます。

 

手の届く範囲であれば、そこまで大きくはかからない?

まずは取り付ける場所で考えてみましょう。
ただ建物の壁に両面テープでつけるだけの場合でしたら特にそこまで価格はかかりません。
中にはご自身で付ける方もおられますので、その場合には設置費用がかかりません。
両面テープではなく、ビス等でガッチリと取り付ける場合は、ビスの費用等も含めた設置費用がかかります。
ここの価格については、作業内容やそれにかかる人数により大きく価格が変化します。
安くても大体25,000~程度になると考えてもらえればと思います。
窓へのカッティングであれば大体は一人の作業で可能ですがサイズによっては複数人かかる場合もあります。
逆にスタンド看板やA型看板の場合は置くだけで成立しますので、看板設置費用がかかることはありません。

本体代とポスターの出力代金で事足ります。
(※LEDライト等が必要な場合は別です)

 

設置費用が高くなるのは高い場所?

高い位置に看板を設置しようとすると、看板設置費用が大きくなってきます。
大体よくあるのがファサード看板と言われる、入口上に取り付けされる壁面看板や、軒付きの看板、そして袖看板や屋上看板がそれになります。
これらの施工作業は勿論サイズにもよりますが、基本的に高所作業車が必要となる施工がほとんどです。

※作業中の高所作業車

上の写真のような大きな重機で看板取り付けを行います。
ここで必要になるのが
・高所作業車
・交通整理警備員
・高所作業車のオペレーター
・道路使用許可
基本的に上記が必要となります。

勿論高所作業車や、オペレーター、警備員と人員が必要なので、それに応じて金額がかかります。
高所作業車を使っても届かない屋上看板になってくると、ロープアクセスという方法で、上からロープでぶら下がっての作業になります。

あとは突出し看板も高所になりますので、同様に高所作業車が必要な工事となります。

 

道路使用許可申請

高所作業車を使った設置公費をする場合、道路上に高所作業車を置いて作業することになります。
その際には都道府県で警察署に「道路使用許可」が必要になります。
大阪の場合は大阪府警へ申請します。
参考ページ

 

こちらの書式で申請し、許可を得てから工事が可能となります。
ここでもやはり提出書類の作成や使用料がかかりますので、設置費用がかかります。
この設置工事は許可がおりてからとなるので、日程についても少しかかります。

 

まとめ

看板の設置費用については明確な金額を提示するのは難しいのですが、大体の価格の出し方についてはご理解いただけましたでしょうか。
「何だ?思ったよりたかいぞ?」と思う方もいるかもしれませんが、こういった風に金額がかかっていきます。
中には高所作業車使わず、道路使用許可をとらずにやってほしいという方もいらっしゃるのですが、やはり高所に大きな看板を設置する以上、リスクは付き物です。
ここで本来必要な手順を踏まずに施工してしまうと、後々とても大きなトラブルにもなりかねません。
キッチリと法令を順守して看板を取り付けましょう。

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